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超現実主義な夫婦の工務店(エアコン編)

家づくりも大切だけれど、家は建ててからが大切である

家は建ててからが本番です。建てる時に、あれこれ夢を見ていいと思います。
素敵な家の定義はひとそれぞれで、生活感を無くしたいという要望もあります。

でも、現実主義夫婦としては「生活感無く生活って何だろう」
イメージとしてはホテルライクな、ツルツルとしたホワイト空間的なのかもしれません。

もう少しレベルを下げたとして、家電が見えないようにしたり
物をとにかく隠して雑然としたものを見えないようにすること?

それも程度の問題だと思いますが、私たちも建築家のまねごとをして
エアコンを家具の一部に隠すようにルーバーつけたりしていました

エアコンは隠した方が美しい?

キッチン吊り戸と一体にして家具の中に隠すことで、使わない時の存在感を無くします

お客様の理解があって成立するものなので、将来的に取り換えがあっても
この中に入るサイズのものを選んでいただいたり、人のセンサーなどがついていない
タイプを選んでもらったりする必要があります

家を建てた時には、気合が入っているので「大丈夫です!」と言われていても
住み慣れてくると、機能重視になると次に取り付けたいもの優先になってくる場合もあり

「今は扉を取ってつかってまーす」なんて方も、やっぱりいらっしゃいますね

そうなんです。人の気持ちって変わるものだし、家なんてと思えるぐらいの気楽さがあって
いいんじゃないかと思うんです

現に、エアコンクリーニングしてもらったり、衛生的に暮らす方が大切だと
現実主義夫婦は思います

そんなことにお金をかけるより、素敵な椅子を一脚買ってもらった方が、家は素敵になるんじゃないかと思います

隠蔽配管、やめました

エアコンから水が出てきた!って慌ててお電話いただくケースもありますが
どういう時になるのか不明です
我が家も、リビングのエアコンは一年に1回はそうしたことがあり大変困っていました
メーカーのサービスを呼んでも、配管勾配が足りないのではと言われますが
我が家の場合は直外壁なので「んなわけあるかい!」って思いました
取付業者を信頼していますし、エアコンから水が出るのはドレンの排水口が詰まっているといった
メンテナンス不足なことが多いです。
ドレンの詰まる要素は、ペットがいたりすると細菌が繁殖しやすいなど、家庭によってさまざま

それを配管のせいにするのは、本当に憤りでしかありません

エアコンも家電なので、自分で使い方を把握して対応していくことが必要で
そのことをメーカーはしっかりと伝えていくべきだと思います

建築としては、そんな面倒な家電ですが無くてはならないものなので、極力建築と切り離し
取替や、メンテナンスがしやすいことを重視するようになりました

家電なんかのために、お客様が振り回される事ないよねと思います
10年もしないで壊れて、詰まりの原因なんかを作るお掃除機能とか余計なものばっかり増やす面倒なやつら
省エネは嬉しいけど、不具合で結局サービスを呼んでたらそっちにお金をとられちゃう

ということで、家電と建築を切り離すために、配管を壁の中に隠す隠蔽配管やめました
隠蔽する時は、必ずメンテナンスできるように点検口を作りましょう(そこにコストかけるのも意味わからないけど(笑))

室外機も見えててよし

イシハラスタイルのお家、結構カッコよいと言ってもらえるのですが
室外機などは、カバーしていません

カバーしたとたんに、もし故障したらメーカーは鬼の首をとったように免責を言ってきます

設計者が自分の美観を守るために、お客様の利益を損失するなんて本末転倒

本当は、南に面していると熱くなるので日陰のが良いのですが
家の中の環境としては、ここならエアコン一台で暮らせそうだし
現実主義者としては、この選択なんだよなーと思います

周りを見渡しても、外観なんて気にして作っている家が殆どない中で、十分じゃありませんか!
いつかエアコンの室外機がこの世から無くなったら、それで済むわけだし

エアコンが室外機がなくて部屋がひさせるようなシステムが発見できるといいですね
室内の熱を、外の熱と交換するシステムだと地球温暖化は加速するばかりですが
どうやら、冷やすというのは難しいようで、発見出来たらノーベル賞ものらしいです

頭のいい誰か、お願いします