清田の家











敷地内同居という新築(離れの増築)形式は、母屋に親世帯住宅がある西もしくは東に離れを建てるという、愛知県や東海地方にある独特な住み方。母屋には親世帯が住み、跡取りができると離れを増築して、また世代交代がおきると子世帯が母屋に移り住む。台所やお風呂などは母屋のものを共有することが一般的です。そうして代々家を住み繫いで家業を継いだりしながら暮らしていました。
しかし現代では、子供たちは生活スタイルが変わり食事の時間の違いなどからお互いに干渉せず自由に暮らし、休日などに行き来をしたり小さい子供のお世話を手伝ってもらったりと程よい距離感が、より良い関係性を続けられるこつともいえるでしょう。
そんな中でもこちらのお宅は、おじいちゃん・おばあちゃんと子育てを一緒に楽しむようなスタイル。
玄関という仕切りもなく、扉を開けたらLDKのような開放的なお家です。もちろんプライバシーには配慮しています。
小さく仕切った部屋もないので23坪でも広々ゆったりなプランで、お子さんお二人ものびのびとされています。
玄関にあたる土間には薪ストーブをおき、冬の暖かさを満喫。南に開く大きな窓は遠くの街並みやみかん畑が景色として広がり夏には花火も見られます。
House
・家族の優しさ・繋がりを共有する家
・飾らない美しさを大事にする家
・自分らしくカスタムできる家
・自然の恩恵を感じる家
・庭とのつながる家
・将来の変化に備える家
そんな想いを叶えるお家です。
point
メインのLDKは玄関土間からつづいて仕切りがなく、南の窓は1階と2階で吹抜で繋がっています。
大胆な吹抜ではありませんが、気配を感じたり声が聞こえたり、2階からも光を取り込んだりと色々なことができる仕掛けになっています。
更に吹抜はFRPグレーチングなので、上を歩くことが可能で窓の開け閉めも簡単。
小さな家と言っても、隅々まで使いこなせば十分に広さを感じられ、ちょっとしたことで豊かさを感じられるお手本のようなお家です。







清田の家
完成 2021年完成
所在地 愛知県蒲郡市
敷地面積 1034.91㎡(313坪)母屋と同一敷地内
延床面積 92.18㎡ (27.88坪)
市街化調整区域
二階建て