家武町の家












母屋のある敷地内に若夫婦の離れを新築しました。敷地のある場所は二階にあがると見晴らしのよいところであったので、二階リビングで計画をしました。母屋が平屋だということもあり二つの家がお互いを気にせずに居られるようにリビングのある位置の高さを変えることで自然にずらせます。
二階建部分と平屋部分があるプランにして二階からも屋根上デッキで外に出ることができます。ダイニングからは大きな窓が開放的に全開することができるので、中と外が繋がるのびやかな景色を楽しめるようにしました。このデッキは屋根に載っているのでメンテナンスの心配がないのも特徴です。
キッチンの窓からも気持ちよい景色が見えるので大きめの窓を設置して、ダイニングと同じ風景をみながら料理も楽しんでいただけます。階段を上がりきったところには冷気止めをもうけて、エアコンの空気が下に降りないように扉を設けてあります。もちろん使わない時は壁の中に納まるデザインです。居心地の良さはプランの楽しさや家族の繋がりの配慮や、窓から見える景色など沢山の要素が詰まって実現すると思います。








リビングには造作ソファが設えてありコンパクトなスペースを大きなソファによって、みんなの居場所になりました。
置き家具との違いは壁まで部屋の広さを使い切ることができるところ。サイズぴったりに納めることができるので実現します。また日本人特有ともいえるソファを背もたれにして床に座るスタイルでも使えるように、実はソファのウレタン部分の厚みを大幅にすることで背当てとなるようにしている優れものです。これは市販のものでは実現できないゆえ作る意味のあるソファといえます。また、畳スペースのお籠り感も。、窓は低くして床座から見える景色もちゃんと見えるようにします。
外部ではもともとあった井戸を生かす予定でしたので、屋根を伸ばして木の蓋を取付けてテーブルのように使えるようにし、井戸端でのコミュニケーションの場づくりを整えました。
完成 2016年完成
所在地 愛知県西尾市
敷地面積 173.61㎡(52.52坪)
延床面積 97.73㎡ (29.57坪)
市街化調整区域
二階建て