上永良の家 広がりを感じる2階リビング。

 

060 上永良の家

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落ち着きのある平屋建て部と、伸びやかな2階リビングが対照的なメリハリのある木の家です。

高低差のある土地を造成してその上に家を建てるのではなく個性を「あえて生かす」ことで、土地の一番気持ちいい場所を取り入れながら、プライバシーも守れる、無駄のないプランニングとなりました。

 

 

■床面積

1F床面積: 56.31m²(17.01坪)

2F床面積: 28.99m²(8.76坪)

総床面積: 85.30m²(25.77坪)



 
 
庭先にはオリジナルの門柱ポスト。
背の高さ程の塀は視線を遮りながらも圧迫感のない風合い。
近くで見ると杉板の模様。
木々の影が心地よく揺らいでいます。
玄関から外を見る。深い軒と塀で囲まれた、家のなかと外の中間のような心地よい居場所。
玄関を入ってすぐの洗面台はタフなキッチンを基につくられたオリジナルの洗面台。
落ち着いた一階部分と開放的な二階をつなぐ吹抜け階段。
 
すべすべの手ざわりの木製の手すりは経年変化が楽しみな生活道具のひとつです。
 

「高低差のある土地をどうする?」

通りかかりの近所の人によると、ここにはもともとは大きなひとつの土地で、老夫婦が住まう家があったのだそう。
上永良の家が建つ土地は、そんな土地がきれいに整地され区画分けされていたもののひとつでした。
住まい手さんが選んだ土地は道路から高低差のある台形の角地でした。

 

-気楽で無駄のない、理にかなう家-

高低差がある土地は家を建てるうえで難点でしょうか?
それとも面白味のある個性でしょうか?
上永良の家では土地の造成を行わず面白味のある個性として生かしました。
小高い敷地形状を活かしたおかげで、通りかかる人との目線の高さをずらすこともできます。

寝室はしっかりと日差しを遮る内戸をつけました。
軒が深く、ほの暗く、ここちよく眠るための寝室です。
落ち着いた空間と対照的な2階リビング。
視点の抜ける方向にL型に窓を設けました。
壁に隠されていて見えませんが「下地」の入った壁。
ウオークスルークローゼットを設けられるよう幅広に設計しています。
ほどよくおこもり感のある空間。使い方を限定しないことで無駄なく柔軟に住まうことができます。

 

 

-長持ちさせるために-

「長持ちするタフな外壁」として板張りを提案しました。
自然な風合い、背の低い外観が周囲のまちなみと調和しています。
素朴ながらもタフな素材です。
杉板も地元材を使用しています。身近に手に入りやすい素材であること、も長く住むことを考えると廃盤のない素材ですので安心につながります。

外壁塗装にもチャレンジしてくれました。
塗装は建て主さんが仕事の合間をぬって自ら塗装しました。

将来のメンテナンスの時に自分たちで「塗れる」ことも大事だと考えています。(もちろん足場は必須ですが)
高さを押さえた背の低いお家は、そういった意味でもメンテナンス
性として理にかなっている外観になります。
もし外壁の素材で迷っている場合は、金額的なことだけがネックであればぜひ板張りにもチャレンジしてほしいと思います。

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