地元で家を建てるなら、地元工務店も選択肢に

家を建てるきっかけは様々。
出産や子供の成長にともない家を建てる方、実家の建替えをきっかけに二世帯住宅を建てられる方、都市部で働いていた人が地元に戻って田舎に移住する方、定年後穏やかな夫婦二人暮らしをする方。
人によって家づくりに求めることは違うからこそ、しっかりとどこで家を建てるとより自分たちの理想の暮らしが叶うのか見極めたいですね。
今回はハウスメーカーと工務店の違い、や地元工務店で家を建てるメリットについて考えてみました。
はじめに
- ハウスメーカーと工務店の違い
- 地元工務店で家を建てるメリット
- 工務店の良さとは
■ハウスメーカーと工務店の違い
全国展開のあるハウスメーカーと地元工務店の大きな違いは
ハウスメーカー
全国単位で均一的な家づくりがおこなえる
地元工務店
一邸ごと、住む人のニーズや希望を理解した家づくりを行える
ハウスメーカーと地元工務店の両方にはそれぞれ利点があります。どちらが最適かは、個々のニーズ、予算、カスタマイズの度合い、地域的な要因などを考慮する必要があります。
■地元工務店(地域工務店)で家を建てるメリット
①距離感がちかく相談しやすい
家を建てたあとに担当者が変わるという事がありません
また地域密着なので親身になって相談にのってもらえることもポイント
②適正価格な家づくりができる
広告宣伝費やフランチャイズ費用が住宅にのっていないため、家そのものに費用をかけることができます
③地域密着だから完成してからも安心
完成してからもメンテナンスにすぐ駆け付け、きめ細やかなアフタフォローができる
④地域性を理解した提案
地域の風土に合うプランニングや、近隣地域の上質な素材や後世に残したい技術を家づくりに取り入れられる
⑤始まりから終わりまでの一貫性
設計から工事、まで一貫して請けるため、設計施工お客様の暮らしに合わせた家づくりがしやすい
請負契約を結ぶことで家づくりがスタートします、請負契約とは請負人が仕事を完成させることが前提となる契約形態なので、責任をもって施工してもらえるので安心
地元工務店は地域密着だからこそ、お客さまの要望に耳を傾けた細やかで丁寧な家づくりを行うことができます。

■工務店の良さ、といえば最近胸を打たれた話があるので聞いてください。
先日、幸田の二世帯住宅に辻設計室の辻さんがお越しくださいました。
辻さんは関東の有名工務店で長く勤めたあと独立し一級建築士事務所をされた、
穏やかな人柄のなかに建築に対する情熱を感ずる方です。
現在は打合せ時に使用する展開図を書いていただいており、イシハラスタイルにとって欠かせないパートナーです。
※展開図:平面詳細図からおこす東西南北を立面として書き記した図面のこと
幸田の二世帯住宅で現場で納まり、ディティールを確認しながら、工務店時代の話など聞かせてくれました。
石原智葉と設計者同士積もる話もあるようで…。
大工、施工管理者、設計、その他諸々の人が関わる工務店の家づくりにおいて、設計者も現場もそれぞれの立場から考えていることがあって。
たとえば、予算のなかで綺麗に整えて考えるだけじゃダメで、引き渡しが決まっている完成までの期間のこともあるし、
施工性もよく、つくりやすくて、住む人にとってもきちんと使えるとか、強度があるものでないと作る方も不安よね、など…。
たくさんの考えることがあるなかで、現場側からのフィードバックがすぐに社内で共有されて、
試行錯誤を重ねながら、使う人、作る人、より良い家づくりをみんなが得意分野を生かして模索できるのが、設計施工の地域工務店のいいところだよね。
■これだけ真剣なんだもの、いい家に決まってる。
設計者ときくと、建築業界の花形的業種のイメージがありますが、地元工務店の設計者の普段の仕事内容はなかなか地道だったり人との関係が大事な仕事だなと思います。
たまには言い合い(?)のようになることもありますが、各々が家づくりに真剣だからこそ。
それだけ考えられた家に住めるって本当に幸せなことだなと、住まい手目線でとても胸をうたれた一日でした。
イシハラスタイルの家づくりの工夫や取り組みをもっと知りたい方は、家づくり勉強会にもご参加くださいね。
(ササキ)