外壁と外観のこと。
ただいま外壁板張り工事も大詰めです
お家の大きさにもよりますが、約ひと月ほどかけて、杉の板をカットしては一枚一枚張り上げます。


一枚一枚色が違うように感じられるかもしれませんが、どれも杉の赤身と言われる芯材を使用しています。
杉の赤身材といえば、もともと水やカビに強い材料ですが、更にこのあと ウッドエイドカラー を塗ります。

板張りの鎧張りの外壁で、もうひとつ注目してほしいのは板の割り付けです。
材料に無駄がでないように、美しく見えるように木材をどこでカットするか、考えて張り上げます
※写真の建物は嘉エ門アトリエ
■家の素材と見た目について
家の外観に採用される仕様は、板張りとガルバリウムが多いのです。
素材自体の耐久性だけでなく、「外から見たときに主張が少なく美しく普遍的な素材」ということで定番化している素材です。

「家が主張しない、他人様に見せて美しい外観」
自分自身が家づくりを行った時にもシャチョウが話してくれて、
「ここで建てたいな」と感じた部分のひとつ。
流行の素材や、今っぽい見た目の家も素敵ですが、町に住む住民のひとりとして自分の家もまちなみの一部になるとしたら、主張しない周辺地域や町に馴染む家という考え方もいいのではないかなあと思っています。
(文/ササキ)