道具のような家に、ちなみまして。1
OBさん宅へ撮影に伺った際のお話しであります。
ご紹介したいことはたくさんあるのですが、道具のような家に、ちなみまして。
この度OBさんに「キッチン周りのお気に入りの道具」について質問してみました。

まずは清田の家のご家族が愛用している「キッチン周りのお気に入りの道具」とは・・?
「じゃじゃ~ん!」

「キッチン周りのお気に入りの道具」
写真手前にあるシンプルなデザインのサイズ互いに重ねることができる平皿と、
右にある上品なフリルがあしらわれた有田焼のプレートがお気に入りの道具だそう。
思い出のあるお皿とのことで、ご主人と奥さまが結婚式の際に引き出物として選んだもののひとつ。
シンプルで重ねられる使い勝手の良いお皿と聞くと、有名なブランドの器を思い浮かべるけども、
より軽く、線がすぅっと細い。
和洋中を問わず何でも似合うデザインはそれこそ普段から「つい使いたくなる」だろうし、それだけじゃなく「飾るとキッチンが華やぐ」、有田焼っていうのも日本人的にはぐっとくる。

「キッチン周りの道具でスタッフが気になったもの」
ダイニングテーブル横にある食器収納棚。
当初のプランではもう少し大きめの幅の物を予定していましたが、あえて持ち運びもしやすいコンパクトなサイズとなりました。
こちらの食器収納棚。以前インスタグラムにて少しだけご紹介しましたが、上部に手前側にも奥からでも引き出せる抽斗、下部には扉つきの棚があります。
食器をたくさんしまえるもの!というより、必要なものを必要なところに必要な量でしまえる収納として。遠目の写真が多いので見えにくいのですが、
角(かど)のカットがさりげなくなかなかににくいのだ。
食器収納棚にもひっそりと隠された、カワイイやつ発見しました(笑)
気づくと集めちゃうコレ。※ケーキ屋さんにある季節のキャラものの陶器の容器
「子ども喜ぶし、ゆるさが可愛くてついつい集めちゃうよね~」なんてあるある話しながら(笑)
食器収納棚のテーブル側にも引き出せる抽斗にはラップなどがしまわれていました。
見せたくないけど手の届くところにあるとうれしいもの。

キッチン横の棚には”ジョージジェンセン”のティータオルも発見です。
世代をつなぐ碧南の家Ⅱでも使われていましたが、OBさん宅にお邪魔すると高確率で発見するこのティータオル。
我が家でもお皿洗いのときの水受けとして使用しています。
丈夫でしっかりとした生地、すぐ乾くのと、出しっぱなしでも雰囲気が良いところがとても気楽です。
使いこなせるか?よりも大事なこと。
木の家やタフなキッチンに対して「使いこなせるかな?自然素材って手間がかかるのでは?」という声もいただきます。
これから家づくりを考えている方に伝えたいのは難しく考えなくても大丈夫。ってこと。
日々、家族のことや仕事や地域のこと人のことを優先で、自分を後回しにしてしまいがちな大人にこそ、”なんだないいな・なんかこれ好き・心地よいこと”を選んでいくこと。が大事だと改めて思うのです。
特別な贅沢や刺激的な消費で得られる幸せは一瞬だけど、
1日のなかで、本能や五感で心地よいと感じられる時間をすこしでも増やせるとしたら
それが毎日過ごす場所だとしたら。
しぜんと限られた人生の時間のなかでの幸せを感じる比率も上がっていくはず。
気負わずに自分らしさを添えながら、楽しみながら家を育てていくことにチャレンジしてほしいと思います。
(文/ササキ)