ないほうがよいもの?それとも味?個性?

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半年ほど前にお引渡しをした「清田の家」にお邪魔しました。

清田の家のOBさんには、いつもよくしていただいていまして、
今回は引き渡し後の暮らしの撮影にご協力いただきました。


昨年の11月にお引き渡ししてから約4か月半、ドキドキの訪問。

お家を撮影していくなかで思わず「かっこいい~!!」と声を上げたのがコチラ。

↑タフなキッチンの天板についた”染み”

お家に迎え入れられたばかりの新品のキッチンの状態は、まっさらな状態で誰の目から見ても美しい。

住んでいくなかでできていく”きずあと”は、ないほうが望ましいものだろうか?

たとえばその傷や跡が見ていて心地よいものでない場合は、新品のときの綺麗でまっさらな状態がずっとつづけばよいのに!と思うハズ

そういう意味では経年美化する素材は、タフだなと感じる。

目の前にあるものをネガティブなことととらえるのか、面白いこととしてとらえるのか、という関連で言うと、先日智さんと会話しているときに「よい方向に目を向ける」という話題がでた。

「よい方向に目を向ける」のは、簡単なようで難しい。

自分の話で言うと、家事分担のことで主人とケンカになったりしていた(笑)

家事のやり方が自分と違うことが気になって口出ししてしまったり。

だけど、そんなお小言をいうよりも気分よくしているほうがみんな幸せにちがいない。

我が家も築五年、杉の床にたくさん傷がついている。

新築当初は気になっていたものだけど、さいきんはこのキズキズな感じが「こなれてきたな~」と感じてニマニマしてしまうのである。

まあ毎日いろいろなことはあるけども、自分以外の誰かに幸せにしてもらおうとするのでなく、

一日の中でいかに自分自身が幸せを感じられるようにするか?が大切なんじゃないかって思ってます。

そのためには、ご飯がおいしくて幸せ、お風呂にゆっくり浸かれる時間が持てること、家族が笑顔でいれること。

あとは自分の機嫌をとれる居場所があるともっと幸せを感じられていいかもしれない。

ずっと考えている道具のような家ってどんな家?を今、ひとつあげるとしたら、しあわせを重ねる家かな。