
家とお金
ゆとりある資金をお持ちの方も、そうでない方も様々な人間模様
一級建築士であり設計が仕事ですが、資金の調整をしたり、生き様の話をしたりと設計の仕事は本当に難しいと思う今日この頃。でも、ローンの相談や保険の適正な入り方なども、自分たちにピッタリのものを見つけるのって簡単じゃない「もーわけが分からん」と嫌になっている人も多いはず。
私が万能で、神のような答えができるわけではないし、偏った考え方と言えばそうとも言えると思いますので、ここは共感できる人だけに届けばなぁと思っております。
そもそも、家を建てるのには大金が必要です(一般家庭において)
だからできるだけ家づくりにかける費用は家に使ってほしいと思います。
でも、実際は家をたてることによってローンを組めば金利がかかるし、火災保険や、万が一に備えた生命保険などに入ったりします。そして、銀行は「万が一に備えて貯蓄をした方がよい」と言いますし保険やさんのFPさんは将来の子供や老後のための貯蓄性のある保険をすすめます。
それも、確かに正解です。
でも、うちに来てくれる銀行マンさんとなんとなく世間話をしているときに「家は2500万円ぐらいにしとかないと後が大変ですから」っておっしゃったんです。あーこれだからかーと思いました。
2500万円という数字が悪いわけではありません。そもそも家の大きさや年齢や状況を見ないで一律そう考えているんだとしたら、それは間違いです。
2500万円の家で20年しか住めない家と5000万円で一生住める家だとしたらどっちが大変なのかは逆になります。
しかもその何十年分の快適さが全然違うわけですが「お金」という観点から見てしまうと見誤りますね。2500万円で20年の家を選択できる方が資金にゆとりがある方であるべきだと思います。そういう方のほうが10年ぐらいで必要に迫られてリフォームしてたりするのを見ると、後から後からお金のかかる家に住むのって大変そうだなと思います。
家なんて賃貸で良いという考え方も西尾市のような土地の安価な場所ではゆとりがある方の考え方に分類されます。
もちろん年収や働き方も様々なので、もちろんすべての人に対してそうだとは言い切るものではありません。
お金は基本的には、親や子供を頼らずいられれば一番いいですしお金での争いも減るので良いよねと私も思っています。子供にお金を残すために自分が今を節約しようとは、あまり思いません。
でも、現状私が工務店をしていて資金のお話をしていく中であと100万円、200万円で我慢することなく家を計画することができる方って多いような気がします。それが、外構だったり薪ストーブだったり、なくても困らないものだったり、ゆとりの部分かもしれないけれど、でもその後の人生が大きく変わったりする可能性もあるものだし、子供の成長において大きな影響を与えるものかもしれません。
そんな時、親から援助が貰える状況である人たちを見させてもらっていると、ゆとりをもって計画をされていて、月々の返済についても少しゆとりを持っているかたがおおいです。無いから援助してもらっているというよりは、援助があることで、あらたなゆとりが生まれているイメージです。
恐らくそういう家系であると、代々、次世代にゆとりを残していけるサイクルが生まれているんじゃないかなと感じます。援助はお金だけではなくて、たとえば土地であることもあります。
先祖からいただいた土地がある場合、親が購入した土地がある場合、土地を親が購入してくれる場合、また、そういった土地がない場合に、親の敷地内に離れを建設するような方法をとる方もいます。
お嫁さんの立場だとしたら、旦那さんの親と同敷地で暮らすのは面倒ですか?私も嫁なので当然気を使うのはわかります。でも、いずれ親の世話をするとか行き来をするとか、必要になってくる恐れもあるし、また頑張って土地を買ってローンを払って、その上親がいなくなった時に親の土地やお家をどうやって管理していくのか?
恐らく最近空き家がおおくなっているのも、そうしたことを後回しにしたツケとして回ってきていることも原因の一つではないでしょうか?
そんなあれこれを考えることもありますが、今言いたいのはそこではなく
「親を頼ってみては?」という話です。
土地を買わずに、親の敷地の一部に家を建てさせてもらうのはどうでしょうか?
イシハラスタイルでは、お嫁さんが気を使わない、お義母さんにも気を使わせないプランをご提案できると思いますよ。最近では特に気にしないというさっぱりとした方も増えています(#^^#)それはそれでいいことです。
でも、住んでみてやっぱり・・・ってこともあるんです。そこを勝手に色々と配慮したプランにするんですね。
また、ローンの一部を親にしてみてはどうでしょうか?
今後、世界でも金利上昇が話題になってきています。35年ローンが今のままの金利で借りられるかどうかわからなくなってきました。親から正式な方法でローンの借り入れを考えてみてはどうでしょうか?
え?親に借りるなんて恥ずかしい?子供として情けない?
そう思ったら・・・まだまだお金のことに関して、消極的なのかもしれません。
親は子供には苦労掛けたくない、苦労をして欲しくないとおもっています。できたら手助けをしたいと思っています。でも、あげてしまうほど余裕がないことや不安だってあります。でも貸すことは出来るかもしれませんよ。
老後の資金を少し借りることで、子や孫にお金が残ると分かったら?賛成してくれるかもしれません。
家づくりは家族だけの問題ではなく、家を建てることで先の子や孫たちにも損をさせないためにしっかりと考えてみるのはいかがでしょうか?
詳しくお話ししてみたい方はぜひお問合せくださいね!