
新年早々に、勉強の機会をいただきまして少人数で、とある建築家の方のところへ!
女性建築家の三澤文子先生の事務所とご自宅を拝見し、スタッフさんより事例発表の研修にも参加させていただきました。事務所は一部RCを改修された建物で、ご自宅は木造のほぼ平屋のようなプランで築36年、ときどき増築や改修などをされているそうです。
ふだん新しい建物の発表ばかりを見ることが多く、特にモデルハウスなどは新しいだけでも気持ちよくて新しく家を建てる方には新鮮だと思いますが、一度家を建てたら、そこからは年月を一緒に過ごしていくことになるお家です。家族が一人いるような気持ちで考えてみると、色々と年を重ねていく様子などがとてもリアルに感じられました。
私の出会った日本を代表する建築家の方々の中でも、こうしたリアルな現実を考えてくれる方は数少なく、とても尊敬できる方、そして私も襟を正して「自分の今できる現実」を伝えていきたいと思っています。
まずは温熱環境を整える
安全性・耐久性の確保
普遍的な素材
落ち着きのある佇まい
行き届くことのできるプラン・サイズ感
普段から大切にしていることが、すべてここにある気がしました
どれも大事なので、もちろん予算に合わせてバランスをよく取り入れます
これらは、薬の調合のようなもので、素人が勝手に自分にはこれだと判断すると。。。あまり良い結果にならないと思います。建築士はその為に資格を持ち、知識を持ち、カウンセリングをしていく。
そんなお仕事だなぁと思いました。
この話は追って、またブログなどでお話ししていきたいと思います。