10月の股旅社中~デザインがうまれるとき~
さてさて。
おなかも満たし事務所に戻ってからは、ここ最近の股旅ワークショップで進めている…。
お待ちかね新キッチンのワークショップですよ~!!
この杉山製作所さんの提案ではじまった、このプロジェクト。
イシハラスタイルもこのプロジェクトに参加させていただいています。
まだ詳しい内容までは公表できませんが、第一号はイシハラ家のキッチンに採用される予定。
…というわけで、実際に使うテイで高さや使いやすさの検討会です。
そもそもこの新キッチンのコンセプトは「家族みんなが主役、共働き世帯の暮らし」
各々スマホや好きなことをして過ごす時間が長くなりリビングで家族が集まって団らんすることも少なくなっているのでは?子供が大きくなれば家族みんなで食卓を囲むという時間もなかなか毎日とはいかない共働きの家庭にとって
忙しい生活の中でもコミュニケーションの場所となるキッチンとなれば。
イシハラスタイルの台所と食卓が中心の家づくりとの相性も◎な予感です。
天板の上にはシンクやコンロに見立てた木箱や板を並べてキッチンのイメージを膨らませていきます。


天板のフォルムはシャチョーがふと心惹かれた器をイメージしたものだそう。
おおらかに下書きしたものを、一般的な住宅でもしっくりくるサイズ感になるまで
なんども消しては引き、消しては引き。


キッチンは誰が主役?近年は共働きが増え男性も家事分担の割合も増えてきました。
でもキッチンの設計は「女性」が主役に作られていたりして、身長差のある夫婦が同じキッチンを使うことは割とささいな痴話喧嘩のきっかけだったりするのかも(笑)
男性の意見を聞くと、皿洗いの時など長時間同じ姿勢で腰をかがめることが腰痛になるとか、あまり家事にポジティブなイメージがないこともそれはそれで仕方のないことかもしれません。
でもできることならご機嫌で家事に関わってくれたらいいのにな。という嫁側の意見です。(わがまま?)
また子育てをしていて感じることですが家族の中で役割が与えられてみんなが喜んでくれる経験が今はなかなか育みにくいのかもしれないなと思っています。
キッチン回りに限らず
ボタン一つでちょうどいいお湯加減のお風呂が湯船から溢れずにたまっている事。
具材さえカットできていれば、ボタン一つで料理ができてしまうこと。
便利な家事家電はそれは時短にもなる、家事の押し付け合いや不必要な喧嘩もしないで良い。ありがたいことずくめです。
とはいえなかなかすべてを排除したストイックな暮らしというのも現実的ではないですね。
ほどよく利用しながら
できれば、みんなが暮らしを楽しめる主役になれるといいなあ。
(文・写真/ササキ)
後日、杉山製作所さんでのプレゼンテーションの様子はこちら↓
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