外壁に杉板が多い理由



外壁杉板

雨の日の様子。昨今、軒なし住宅が多い中、昔と変わらず日本の住宅には軒は必要なのではないかという考えは私たちの中に根付いております。

そもそも、格好もいいのだけど住むのも楽です。

色々と意見があるとは思うけれど、軒をつけない一番の理由は「コスト」でしょうね。

板張り外壁は、とても理にかなった素材ですが、軒なしにする(ことは可能)のはリスクが高い。

みなさん、リスク嫌いですよね。施工者だってリスクは嫌いです!

世間で言われている様々な意見はさておいておき

外壁材で、見かけるのは

サイディング(窯業、ALC)

ガルバリウム

しっくい塗り

土壁系など塗り

塗装(塗る下地材料はいろいろ)

です。イシハラスタイルでは、板・ガルバ・塗り壁のだいたい3種類は違和感なし

サイディングは不使用

塗装も悪くはないけれど下地によるかなと感じます

これ、感じますです

理論的に言ったら順位が付けられると思いますが、鋭い感覚をもっているのも人間ですからね

サイディングは、どんなに安くてもお勧めしていません

8年~10年で塗り替えしていたらスパン3回25年~30年で相当な額になるわけで、HMのようにメンテナンスをしないと保証が切られるからやるしかない!って強制的になっていくようなシステムがないと、あとちょっと先に延ばそうって思っちゃいます、私なら。そうすると結局一番お高い材料と言っても嘘ではないかも。張替え時の廃棄料金も非常に高いのも特徴です。

塗り物、土やしっくいは優しい雰囲気があり材料の特性から防火には有効ですね。そとん壁なども調湿効果が高く自然素材の中でも、スペックと雰囲気を備えていて素晴らしいと思います。コストは高めです、あと職人さんも必要です。クラックなどのメンテナンスに関しては、下地の段階でしっかりと雨仕舞をし、水が入っても外にでる仕組みにしておくことや、クラックがでにくい下地の金物や材料選びをしっかりとし施工をすることで、大きく差が出てきます。厚みのある仕上げ、テクスチャなどで目立ちにくいことで、余計な心配をする必要も減ってきます。施工側の経験が大事になってくるので、得意としている職人さんがいる所で施工してもらうと安心です。

そんなこんなで、ガルバか板かで悩む人が一番多いと実感しています。

ガルバは鋼板で錆びにくいように表面加工されていたり塗装がされているものですが、耐用年数もながくメンテナンススパンも長いし、施工手間も比較的押さえやすいものですので、色々と調べてていくうちに行き着く人が多いものではあります。実際、屋根材で使用することが多いですし優秀な材料です。
でも、勘違いしてはいけないのは、やはり状況に応じて判断してメンテナンスは必要なもの、です。
実際、自宅は海沿いであるのと鋳物工場がいっぱいある地域なので、家も車ももらい錆がスゴイです💦
こういうものって、ついてるなーと思って気にしつつほったらかしにしがちですが、劣化が進むのはある時点を境目に一気に来ると思うので、様子をみてあまりに劣化が進む前に対策をするのが大切です。ボロボロのものを直すのって余分にお金かかることになるのは、経験上よくあることです。お家を観察してくださいね。
また、張替えなどもしやすいようにイシハラスタイルではビス止めを基本にしています。取替の時、廃棄もリサイクルできる素材であるためサイディングほど高くはならないと思います。

さてさて、板をおすすめするのは、ガルバのもつ耐用年数にプラスして、衝撃への強さ(ぶつかりの衝撃、ボールや石があたっても比較的強い)材料はスギなので手に入れやすい。↑のガルバは一応工業製品なので、色が数年で変わったり無くなったりするものがあるため、張替が必要になると、全体を塗装して色合わせしたくなる気がします。
その点、板は一部張替え、そのうち馴染む(もともと木の色むらがあるため気にならない)
あと、こころづよいのが地震などで家が揺れた時、蛇腹のように吸収するので恐らく外壁が壊れたりしにくいということです。これは、熊本地震を経験された方が教えてくれました。他のお家は外壁に大きなひびが入ったけれど、板張りのお家は、損傷無しだったそうです。地震警戒地域の西尾でも、それは心強い安心感です。
次に、メンテナンスはしなくてもいいですが(昔の木の家とかもしているの見たことないですし)したい場合は、自分たちで塗装が可能です。足場料金と塗料代のみ。平屋なら足場もいらないかも?
めちゃくちゃ気楽です。
実際イシハラスタイルの倉庫も、スタッフが塗っていました(楽)もちろんプロのが上手いですよ!
もう一個、感覚の問題になっちゃいます(外皮計算するときは空気層より外は計算にいれないからガルバも板も同じ数字になっちゃう?)が、夏や冬、鉄はフライパンみたいに熱くなって冬は凍てつきます。でも板はそうなりませんよね。ある程度表面温度も安定しています。それが大きな外壁面積を覆っていたら?家の中に伝わる温度だって実際問題、絶対に変わってくると思うんです。エアコンの負荷だけでも有利になるはずだと思います。

なんて、板押しじゃね?と思うかもしれませんね。実際そうだから。
でも板張り恐い~って、おそらく外壁の板が朽ち落ちた家を想像していませんか?
土壁が見えちゃっているやつです。うちの近くにもあります。
知り合いの家だったので、聞いてみましたが築50年以上なにもしていないそうです。しかも、板の厚みも2/3ほどの9㎜の材料を貼っていると思われます。厚みの違いは、耐久性に一番作用すると思うので比較は難しいですが、この実績から考えると相当もっているなと思いますし、10年ほど前は、その劣化気になっていなかったので、おそらく劣化は急激に進んだと思われます。10年前に張り替えていれば、またあと40年は外壁の寿命は伸ばせたということです。

ガルバも良い素材ですが、メンテ費用だけのことを考えても、たとえ新築から30年ノーメンテで頑張れたとして(メーカー保証は半分ですよ)その後は塗装の塗膜に頼ることになるので10年~15年スパンでのメンテが必要になります。コスパで考えても板のが有利かなと思っています。あと板は自分で塗れるけど、ガルバは塗れないと思います。技術的な問題です。
一方、とても込み合った住宅街や湿気の多い土地、風通しのよくないところでは、やはり自然素材は不利になります。緑の藻のようになっている外壁も見受けますが、工業製品のが強いのは確かだと思います。漆喰もアルカリが強いので得意なんじゃないでしょうか?

そんなこんなで、いつも、土地をみて最適の素材をご提案しておりまーす!

いずれにしても、軒はあった方がいいです。あったほうがね。そりゃいいに決まってるわね。

あと、スギ板も、何でもいいわけではないと思います。うちはスギラフの赤身の15㎜を使っています。

焼杉とかもすごいいいですね。あまり使わないですが。コスト面の問題だけです。どっちがどれだけノーメンテかってすごくある意味ハイレベルな競争になってきていますね(笑)
いや、ほんとはノーメンテとは、言っちゃいけないのかもね。今どきは。

Related Post

価値観価値観



価値観 共感 みたいなところでお仕事をさせてもらっている私ですが 少しずつSNSなどからその輪も広がるものなのでしょうか 以前は、木の家 とか 自然素材 とかキーワードで そんなの当たり前だから、自分があまりピンと来てな […]

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。