設計施工の良いとこどり
こんにちは。本日はスタッフ会議です。
月に一度、工程の報告や大きく捉えた今後の方向性などをスタッフ全体で共有して、意見を聞いたり一緒に考えたりする大切な日です。ふとした誰かの言葉から、今までのやり方を変えたりすることもありますよ。
毎日の事だと、やり過ごしてしまいがちなことも言葉に出すことはとても大事だと思います。
今日は社長の今後の動き方として「施工監理・管理の状況を意識的に報告していく」ことをもう少し丁寧にしていきたい、という意見から、「○○さまのお家ができるまで」をお客様に伝えられるような動きでいこうということになりました。
昨今の情報社会への移行で、かえって色々なことが心配になってしまう世の中になってしまっています。
私も、そういう情報も気になる性質であることから、自分も様々な勉強を続けているし、周りの動向も実はチェックしています。
ものすごい量の情報で、専門家であるべき自分も、戸惑うことが少なくないですよ。でも、ちゃんと情報を整理整頓して考えると、どれも正しくもありながら、すべてをパーフェクトに取り込むことは不可能だなぁと判断しています。
イシハラスタイルも操業の当時から、社長も徹底して情報追及するタイプであるので
高気密高断熱(高断熱高気密)住宅となれば、湿度や湿気のコントロールが必要なこと、断熱だけではなく熱容量に関しても考えてみたり、それにともなう施工性や引き渡し後の経年の劣化についても考えているのを知っています
機能や性能だけを追い求めたとき、道具のように使いこなせる家に適している断熱材として適しているのか?
数値だけを追い求めても、プランが人にあっているのか?もっというと数値だけ上げることは可能だとしたらそもそも必要なのか?お客様はそんな上っ面の数字を必要としているのか?
コストを掛ける場所として、躯体・性能・仕上げ、どれもバランスが大切だと自分がお客様だったら言うかも?
などと、ずっといつも考えているのだけれど、家が高性能になればなるほど弱点が致命的な悪さをすることになる。
断熱材などの商材が、それだけで高性能を発揮すればするほど弱点を作ってしまうとしわ寄せがくる。弱点が出ないようにするためには、理屈と根拠を理解することがまず第一です。
建築は水との闘いだと、私は勝手に思っています(笑)
もちろん、空から降ってくる雨。直接的に屋根や外壁から侵入しようとする水。だけじゃなくて湿気も。
もともと素材が持っている水分が外側からやってくるもの、内側から移動しようとするもの。人も、呼吸によって水蒸気を発するし、料理してもいろんな水分が出る。お風呂も。
直接的な腐食は一般の人でも心配になりがちだと思うけれど、ちょっとした結露や湿気もカビの原因になったり(壊れるほどの心配ではないにしろ)使っている素材によっては、よくない影響があります。
床下の湿気も問題になることがあるからこそ、それぞれの会社で床下断熱や基礎断熱を選択して決断をしているわけですよね。
それらのすべて、そもそもの施工がちゃんとされていないと意味をなさない。その時はちゃんとしていても、外れたり、壊れたりするようなもので取り替えができるできない、というところも考えていないといけない。
そうしたところを、設計し監理していくのが設計事務所の役割だと思うのですが、実際の施工のレベルで監理できるのか?できるかもしれませんね。工期が短い現場だと難しいかな?
結局は「人」頼みです。
写真の二人が、一番現場をしっかりと見てくれているのですが、本当に真面目。お客さんのため。人の為にできることはちゃんとしてあげたい、と素直に思って行動できるのは、誰でもできることではありません。
私もOL時代がありましたが、そんときは、楽して時間が過ぎるのを待つような仕事をしてた時もあります。誰がやっても同じで、誰のためになっているかがわからなかったからですかね。
この仕事をしている人は、ほとんどが人のために動ける人です。以前の私のように、楽で決まったことをして時間が過ぎるのを待つような方法の家づくりもできなくはないけれど、手間暇かけたほうが良いに決まっていることがあればそっちを選択できる人です。
グレーな家づくりにしない一番有効な方法は、顔出し地元で住み暮らす人たちで構成すること(笑)
自分に誇りをもって、仕事している分かりやすい証です。

なんでそんな顔!?


5月の上棟からやっと外の外壁が貼れて、室内へと工事が進みます。
わがやの近所のローコスト?住宅、この間に基礎初めてたの眺めていたけどこのまえお引越しされていました💦家っていろいろやり方あるなーと思いながら見させていただいております。何が正解かはわかりませんね。