優しいプラン-敷地内同居




季節は 清明(せいめい)万物が清らかで生き生きした季節を表し
七十二候では 玄鳥至(つばめきたる)から
       鴻雁北(こうがんかえる)と
まさに、燕たちが暖かい東南アジアから日本へやってくると
冬を過ごした雁たちが北へ渡っていく季節

色々な生活の変化がみられる時ですね

先月地鎮祭を迎え現在基礎工事中のおうちでは
敷地の向こう側には果てしなくも見える畑や田んぼがあり
とても気持ち良い景色ですが、間に母屋があって生かすことができません

その母屋のプランも当時それが生かされておらず
住み手のお父さんも、ちょっと残念だった思い出のようでした

高台となっている敷地から見える景色

今回、その敷地内に家を建て住むことを決意したご家族
二世帯ではなく、敷地内同居をし、親世帯と共に暮らすことを選ばれました

新たに家を建てることにより、母屋の向きは新しく建つ家と程良く繋がりをもち
お孫さんの成長を垣間見ることができ、一緒に食事をとり、楽しみが増えることになるはずです。
忙しい子育て時期を、手助けしてくれる親が近くにいて感謝することも多くなると思います。お互いに、適度な距離感と、自由な時間を持つこともできます。
現代の同居としては、理想形なのかな。と思ったりします。
土地があることにより、費用も家のほうに掛けられるので助かりますよね。

基礎工事もはじまりました

三河地方では西の家という、家のあり方があります
母屋(敷地に対して主になる家。立派な仏壇があることが多い)に対して、離れ家を母屋の西側に建てることが多いのでそう言われる。
寝室と個室と洗面、トイレといったものがある。台所とお風呂は共同。
跡取りである若夫婦を迎え、ここに住み、いずれ世代交代とともに母屋に移動する。といった同居の住みかえの形です。
でも、その都度部分的にメンテナンスや取換えをして、となりますが今の時代背景にそぐわない法律や、省エネ性能を上げたり、費用対効果や耐久性を考え建替えになることも少なくありません。
いくら離れといっても、一生懸命考え、気にいった家にずっと住めるなら住みたいですよね。温熱環境だって断然良いわけだしですね。

ああ、思いだしたことが(脱線)。私も家を建てた時、親から言われたことに
その時が来たら(世代交代の時には)私たちの家と母屋と交換してお互い住めばいいのでは?と言われた時に、疑問しかなかったです(笑)
悪い意味ではなくて、恐らく普通の事なんだろうけど、私たち世代の頭にはそんなこと理解できるはずもなく。

となると、一度建てた家は、自分たちでずっと住みたいわけなので、敷地内で小さく分かれて住んで行くのが、現在の同居スタイルとして理想なのかもしれませんね。

色々と説明しなくても、敷地内同居の数を見れば、みんな考えてることは同じ方向を向いているのかもしれません。もはや説明不要。

でも、実はプランはとても難しいんです。ただ繋がるように建てればいいというものではなく、お互い尊重しあいながら、相手に気を使わせないような配置、プラン、日当たりやプライバシーなど。考える要素が増えます。

これを失敗すると、どうなるか。
人に優しいプランを念頭に。
説明はしないけど、色々配慮するんです。無理な時もあるけど、できるだけは。

設計の責任はいつも重いのです(笑)

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