「碧の家」完成邸訪問写真・文 エーランチ

Hさんの住まい「碧の家」。引き渡し直前の完成邸を訪ねました。
「碧の家」は、碧南市の幹線道路沿いにあり
両隣と裏手の家に近接していて
狭小ではありませんが都市型の立地条件です。
デザイナーの村澤一晃さんと園田椅子製作所と取り組む
股旅ワークショップで造作ソファづくりを行っていたため
建築中の現場に2回うかがったことがありましたが
完成した空間は想像を超える気持ち良さとスケール感に満ちていました。

造作ソファに座ると、座り心地の良さだけでなく
この家の居心地の良さが感じられます。

 

正面の障子窓は、やわらかい光に格子が浮かび
障子をあければ庭の景色を楽しむことができます。
植栽工事が終わったばかりですから
これからますます庭の美しさが深まるでしょう。
吹き抜けの天井方向からは
高窓から取り入れた光がやわらかに降り注ぎます。

造作家具や建物がよくできているから居心地がいい
ということでもありますが、それだけではありません。

建築と家具を一体で考える家づくりの成果は
この造作ソファまわりのことだけでなく
作庭を含む住まい全体に行き渡っています。
股旅ワークショップの真価は
オリジナルの家具や建具を生み出すことだけではなく
住まいの隅々まで考え抜き、心配りを家全体にほどこすことです。
「碧の家」には、こういうものはこういうふうにつくっておくもんだ
というお決まりに従った感が一切ありません。

イシハラスタイルも村澤さんも、園田椅子製作所も、作庭の嘉エ門も
お決まりの仕事はしない人たちです。
そして、イシハラスタイルに家づくりを依頼するお客様も
お決まりでは満足しない人たちなのだと思います。
お客様がいい。
だから、熱くて燃えやすいつくり手たちは焚きつけられます。
お客様と一緒につくるとは、こういうことなんだとあらためて思いました。